イジワル王太子と政略結婚!?
『リリィ…』


心配そうにウィンクルも見守る。


解毒剤をあげることはできても、やっぱり不安は拭えない。

もう一度リリィの笑顔を見るまでは……



「…とりあえず小屋で寝かせて様子を見よう」


俺はリリィをゆっくり抱き上げて歩きだした。



『シーナ…アタシ言い忘れてたことがあって』

「何?」

『他人のために魔法を使うのは願いを叶える時に限られてるの。
だから今ので…』


ウィンクルは申し訳なさそうに俯きながら言った。


これで願いを叶えられるのはあと一回ってことか。

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