イジワル王太子と政略結婚!?
『でもその代わりに、アタシに出来ることなら何でもするから…!』

「そんなの気にしなくていいんだよ」


俺は必死で言う彼女に笑いかける。



「ウィンクルがいなかったら絶対リリィを助けてやれなかった。
本当にありがとう」


そう言うと、彼女は少しだけ微笑んだ。


『リリィ…早く元気になるといいわね』

「あぁ、そうだな…」



俺が守ってやるって言ったのに──


こんなに苦しい思いをさせてしまったことに、悔しさと罪悪感でいっぱいだ。



早く目を開けて

いつもの笑顔を見せてくれ……



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