イジワル王太子と政略結婚!?
「あの時言ったのもそういうこと」

『…シーナ…』

「お前が好きだから一緒にいたいし、好きだから結婚したいんだ」


潤んだリリィの綺麗な瞳を、しっかりと見つめて言った。



「…わかったか?」

『…うん…』


彼女の目から涙がこぼれ落ちる。


「ふっ、また泣いてる。昔の泣き虫なリリィに戻ったな」

『…だって、嬉しいんだもん…っ。私も、ずっとずっと…好きだったから…』



やっと素直になってくれた。


子供のように泣いてるこいつが…
可愛くて、愛しくて仕方ない。


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