イジワル王太子と政略結婚!?
そして、私たちは洞窟へと足を踏み入れた。


この中ではシーナが持っているランタンの灯りだけが頼り。

それもいつまでもつかわからないけど……



『足下気をつけろよ』

「うん」


地面がぬかるんでいて歩きづらい。


ドレスもこの数日間ですっかり汚れてしまった。


『もう俺たちこれから結婚式するって姿じゃねーよな』

「ほんとね」



シーナは私が怖がらないように気遣ってか、気を紛らわすような話をしてくれる。


最初は怖かったけど、おかげでほんの少しこの雰囲気に慣れ始めてきていた。


まだ何も変わったことは起きてないし……


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