イジワル王太子と政略結婚!?
「シーナっ!!」


すぐさまシーナの肩を抱くと、私に寄りかかるようにして荒く呼吸をする。


そして、シーナの手から翡翠が転がり落ちた。



「シーナ、手が──!」


うっすら透けてきてる…!?


もしかして…さっきので魔物に生命を吸い取られかけたんじゃ…!?



『…大丈夫だ…。なんともねーよ、このくらい…』

「大丈夫じゃないよ!!このままじゃ…」


その言葉を遮るように、シーナはそっと私の頬に手を伸ばす。



『…お前の為に…命懸けたりしないって言っただろ…?』


はぁはぁと息をしながら、虚ろな瞳で私を見上げる。

< 200 / 241 >

この作品をシェア

pagetop