イジワル王太子と政略結婚!?
「体…何ともない?」

『あぁ、もう大丈夫だ。リリィも平気か?』

「私は全然…シーナが守ってくれたから」



どうなることかと思ったけど、あれで魔物は倒せたってことよね?


本当に凄いことだよ…。



『…ありがとな、信じてついてきてくれて』

「え…?」

『一人じゃきっと負けてたと思う。リリィがいたから魔物も倒せたんだ』



いつも自信に満ちたシーナからこんな言葉が出るなんて……


それほど魔物の力が強かったってことだよね。



「シーナのこと…これからも信じてついていくよ」


もう迷わない。


私が一生一緒にいたいのはシーナしかいない。


< 209 / 241 >

この作品をシェア

pagetop