イジワル王太子と政略結婚!?
「あたし…お母様の祭壇の部屋へ行って、それから……」


そうだ、あのネックレス。


突然光りだしたあの石に触れたらこうなったんだ。



『これか?』


シーナの手にはあのネックレスが握られている。


「そう、それよ!それが急に光って触ったら…」

『知ってる。倒れてたお前の横にこれが落ちてて、俺も触ったらここへ来た』


「そんなことが…」


本当に起こったの?

不思議過ぎて信じられない。



「…でも何でシーナが私のお城に?」


お互い教会に直行するはずだったのに。

< 43 / 241 >

この作品をシェア

pagetop