紳士的なLady*Another



生徒会室に戻ると、机の上に散らばっていたプリントがきっちりまとめられていた。



私の分の書類もきちんとホチキスで綴じられている。


積み上げられた書類の隣に、小さなメモが一つ。




「部活に戻る。後は学年とクラスごとに分けて箱の中に入れておいてくれ。今日も手伝ってくれて有難う。 榊」




男子かと思うほどの丁寧な字で、そう書いてあった。

指の怪我のことについて触れていないのが、ちょっとだけ寂しいけれど、いつも手伝っていることを知っていたのが、嬉しかった。




メモをもう1回読み直して、小さく笑う。



これは持って帰っておこう。





「さてと、じゃあやろうかなー」




ぐっと肩を伸ばし、「1年」、「2年」、「3年」と分けられた箱に手を伸ばし、書類を詰め始めた。


< 63 / 63 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:4

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

“スキ”を10文字以内で答えよ
氷雨茉/著

総文字数/50,986

恋愛(その他)121ページ

表紙を見る
赤ずきんは狼と恋に落ちる
氷雨茉/著

総文字数/124,216

恋愛(純愛)219ページ

表紙を見る
紳士的なLady
氷雨茉/著

総文字数/99,404

青春・友情312ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop