のらねこ様、カレシ仕様







「こんなところに居やがった!!!」




後ろから闇を割いて飛んできた罵声にびくっと飛び跳ねる。


おっかない形相のババアと、その後ろにニコニコ顔のオッサンが近づいてきた。




・・・・見つかったし。






「え、えと・・・俺等はイジメとかじゃなく、店の心得とか教えようかと・・・」


「そうそ。先輩として親切で・・・」






そんなコトを口籠るバカホスト達を無視したババアがぐいっと俺の首根っこを掴む。








「『待て』一つ満足にデキナイの。このバカ猫はっ!!」





そんでぽんっと投げられ、オッサンがナイスキャッチ。




ぅぅ・・・

あえなく御用・・・・・。








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