のらねこ様、カレシ仕様

ご飯はママさんがどんなに忙しくてもきちっと作り置きしてたみたいだけど、そのウチ烈さんが近くに住むことになって、早速そっちにエサを強請るようになったらしい。





やっぱりご飯はあったかい方がスキ・・・みたいな?






ちなみに烈さんはママさんのお姉さんの子供。





「最近烈クンにアナタのコト聞いて、是非会いたいと思っていたの。那臣はちっとも紹介してくれる気配もないし。」





「は・・・いや、その・・・コチラこそご挨拶が遅れて申し訳アリマセン。勝手に息子さんを飼わせて頂いております・・・。」




恐縮する私をクスクス笑ってママさんが腰を上げた。






「アナタ達!いつまでやってるの!いい加減にしなさい!」







グラスが震えるような一喝に、ようやく二人が離れた。
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