のらねこ様、カレシ仕様




ヒトの気配に気づいてクロちゃんがのろっと起き上がる。

その拍子に上に乗っていたヤマダ君がゴロンと転がり落ちた。

このマヌケな光景もまたカワユシ♪


「ただいまークロちゃん。」


頭を撫でる私。

和むクロちゃん。

クロちゃんは一頻り大人しく撫でられた後、
スリスリと身体を擦り寄らせてくる。


クロちゃん、ホントにスキンシップ好き。


最初の頃はドキマギしてた私だけど・・・


慣れって怖いね。



最近ではクロちゃんが本物のネコにしか見えなくなりつつある・・・。


それにあんまり度が過ぎると―――


「離れろ。セクハラネコがっ!!」



次いでリビングに入ってきた薫が、ゲシッとその頭を叩いた。
< 51 / 319 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop