7つ上の翔太先生。2
そして出発式が始まった、

先生に会いたい…会いたい…会いたい………。


頭の中は先生でいっぱい、先生の話など全く耳に入ってこない。


『…会いたいよ、』と誰にも気づかれないように呟いた、




「皆さん、立ってください。これから、新幹線に乗り込みますよ。」



先生はそう私たち生徒に言った。


私たちはこれから先生から遠く離れた大阪に向かう。


私は人生初となる新幹線で楽しみで仕方なかった。


座席のまわりのメンバーもあまり悪くは無かった。


きっと、盛り上がるだろう。



今日は先生のことを考えないで、



…この修学旅行で忘れてしまおう。


そうだ、この気持ちを消そう………。


この気持ちにバイバイしなきゃ、




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