秀才くんに教えてあげる


この人は本当に教師なのだろうか?


日本の将来が心配になる…


「ハイ、これ住所ね」


富弥先生がメモを私に差し出した


「分かりました、行きますよ」


私は半分やけくそになって富弥先生からメモを受けとった


今日の授業で分からなかった問題を家に帰ってやろうと思ってたけど……


仕方ない、寝る時間をその分減らそう


私は軽くため息を漏らしながら職員室を出て下駄箱に向かう


その途中……


「あっれぇ〜?実加子じゃん」


会いたくなかった奴に会ってしまった


私は目の前でニコニコしている男を無視して靴を取るために下駄箱を開ける


「無視はさすがにないんじゃない?」


「話す内容が無い、ってか喋りたくない」


「酷くね!?」


私は靴を持って、軽くショックを受けている男の横を通り過ぎた


………のに、


「ねぇ、一緒に帰るよね?」


靴を持っている方の腕を捕まれた


そのせいで靴を地面に置けない









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