戦えよウルトラ・マンタロウ
怪獣カイソク(マンタロウ登場)
怪獣カイソク(遅いぞマンタロウ編)1-1。

千葉市。

巨大怪獣カイソクが、千葉市を初めとして、政令指定都市を次から次へと破壊している。その早さは、尋常ではない。早い。まるで、快速のようだ。

このままだと、1カ月で、日本の政令指定都市が破壊されてしまう。総理大臣が、SM69星雲に連絡を取った。地球安保条約にもとづき、支援の要請だ。

SM69星雲。「連邦政府」の「防衛省直轄」、「虎ノ門国」にある「地球支援天下り法人」の「丸投げ社団法人」の「孫請け会社」の「ヒ孫請けの派遣会社」で働く「大学生アルバイト」の遠い知人から、ニートの「ウルトラ・マンタロウ」が選ばれた。

マンタロウが、地球・日本にやってくる。怪獣や宇宙人たちの侵略から、地球の平和を守るためだ。急いで荷物をまとめて、駅に向かった。超光速特急シリウスに乗れば、1日で地球・日本・東京駅に到着する。

しかし、1カ月経っても、マンタロウはやって来ない。どうした? 途中で、事故でも起きたのか。そんな報告は、聞いていない。結果、怪獣カイソクによって、日本の政令指定都市は破壊尽くされてしまった。おいおい。どうするんだよ。

怪獣カイソクは、次にそれ以下の市町村を標的にした。やりたい放題、街を破壊した。自衛隊も、手に負えない。

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