無謀な恋




未夜は私の方に振り向くと、怪しくニヤッと笑った



「実は、麻実なんだよ!!」



そう言った瞬間、未夜にメガネを取られた



「うわっ!!」

「「「っ!!!!」」」

「ちょっと、未夜返してよっ!」



未夜に飛び掛かって、取ろうとすると、サラリと避けて私の後ろに回って、肩を掴まれた



「ちょ……っ、未夜!!」

「ね?
可愛いでしょ!?」



未夜は私を男子の方に押し出した



「「「っ////」」」



あれ?

なんか……顔赤い………?



「えっと……だ、大丈夫?」

「ぜ、全然大丈夫ですっ!!」

「じゃ、じゃあ、俺達用事思い出したので!!」



男子達は、慌てて教室を出ていった



「チッ……、根性ない奴等だな
まぁ最低でも噂は今日中に…」

「未夜!!
ボソボソ言ってないで、早く返して!」

「はいはい……」



やっと、未夜からメガネを奪還できた




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