無謀な恋
数分後、人気の無い所に来た
「あの……侑司?
な、なんか……怒ってる…?」
「お前、モデル始めたことなんでクラスの奴等に言ったんだよ!!」
「いや……その…」
「モデルの自分を見せて、男にモテたかったのか!?」
「だから違っ……」
「お前調子に乗るなよ
ただ地味で何もできないお前が着飾っても、お前はお前だ」
ズキッ!!!!
ものすごく胸の奥が痛い……
そんなつもり、これっぽっちも無いのに…
私は…………
「………」
「おい麻実、聞いてんのか!?」
「………てるよ」
「え?」
「そんなことわかってるよ…
だから、わざわざ言わなくていいよ」
私は俯いたまま、静かにそう言った
「麻実……?」
「雑誌……迷惑かけたならごめんね
もう、侑司とは関わらないようにするから」
「は……?」