京都マーブル・ラブストーリー
あれ。
この人って左利きなの?
そういえば前に三条河原町で一緒にご飯食べたときもフォークを左で持ってたっけ?
アタシは問題を解いてゆく鷹峯くんの手を見つめる。
すらすらと左手で数式を書いているのを見ていたら。
アタシの周りには左利きの人がいないせいか魔法の呪文を書いているように見える。
「左利き…やったん?」
「んー…」
少しして
「ホラ、ここな…、
この数式を当てはめんねん…」
そうシャーペンで問題を指しながらアタシに言う。