京都マーブル・ラブストーリー

「ごめん、
ホンマ遅うなってしもたなあ…」

アタシはリノに謝りながら腕時計を見る。

6時半過ぎてる。


校舎から出るとゆるい風が吹き教室にいたときよりも涼しく感じた。

ああ…そうだ。

もうすぐ空気が蒼に染まる時間。


「そんなんかまへんって。
それよりしつこいかもしれへんけど…」

リノは心配そうな顔をする。

ホント、もういいから。

ホントに。


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