京都マーブル・ラブストーリー
あ、そうだ。
アタシはポーチの中に入れていたオレンジの小さなキャンディを取り出して彼に差し出す。
「よかったら…」
最後の1個でちょっと惜しいんだけど…。
彼は受け取ることもせずじっと見てそれからいきなり笑い出した。
「飴やなくて雨!
ホラ!」
言ってる間に雨が本降りになり始めた。
天気予報、
ハズレた。
「ヤバイなあ、
雨宿りしてこか?」
そう言って彼はアタシの手を引いてお土産屋さんの軒先に入る。
…昨日と、
同じだ。