甘恋(仮)

いけない嘘


次の日


「沙織・・・おはよう!」


加奈、普通に明るい
気つかってくれてるのかな?


「おはよう、加奈」


「沙織、昨日はごめんね」


「あ、でも・・・」


でもさ・・・私、そんな事聞いて
その・・・


「好きになっちゃったかも」


「え!?山崎先輩!?」


「加奈、声でかいよ!みんなみてる・・・」


「ごめんごめん、びっくりして」


好きになったのは本当だ

彼女いるって聞いて、落ち込んだけど、
やっぱり好き


「うちは協力したい。・・・けどさ、やっぱり彼女という存在には勝てなくない?」



「うん・・・」


確かに勝てない
でも、少しでもいいから見てもらいたい
私の存在を、少しでもいいから感じてもらいたい


「じゃぁさ、今から2年のとこ行こ!」


「は!?無理無理無理」


「なんでよー、じゃぁ、うちだけ行ってくるわ」


「えぇ、じゃぁ行きます行きます!」

< 17 / 41 >

この作品をシェア

pagetop