甘恋(仮)

そして私は待ち合わせ場所の下駄箱に来た


「あ、沙織ちゃん」


やっぱり・・・
かっこいい~・・・
って、ちょっと気持を入れ替えなきゃ


「あ、こんにちは」


「今日は、ごめんね急に」


「全然、嬉しいです♪」


「そう、じゃぁよかった。帰ろうか」


「はい」


・・・あれ?
靴がない・・・?
加奈のいたずらかな?


「どうしたの?」


「あ、ちょっと忘れ物しちゃったみたいで・・・すぐ行くので、校門で待っててもらえますか」


「そうなの、一緒にとりに行こうか」


いやいや、靴がないなんて言えない
ましてや一緒に探してくださいなんて


そして先輩が外に出る
私は無我夢中で探した

・・・ない、ないないない。

これって、いじめ・・・?


そう思うと怖くて立ち上がれない・・・

先輩、もう帰っちゃっただろうか・・・
こんな時間たったからね

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