甘恋(仮)

「好きだけどー、1年のあなたに、口出しされたくないなぁ?♪」


「なら、好きな人には幸せになって欲しいとか思わないわけ?自分の事好きじゃないのに・・・本気で沙織に恋してるのに、楽しい?」


加奈のこの一言に廊下がざわつく


「・・・っ!!」


千夏先輩は、居場所がなくなったのか、走って逃げる

加奈は、顔を赤くして、頭を抱える


「加奈・・・」


「ごめん沙織・・・こんな事にするつもりじゃぁ・・・」


「ううん、加奈かっこよかったよ・・・ありがとう」


「沙織・・・」


「ごめんね、話してるのに。あのさ、加奈ちゃん?・・・ありがとう」


山崎先輩・・・ありがとうなんて・・・


「あ、いえ・・・」


「じゃぁ、うち帰るわ!恥ずかしいし・・・!」


そう言って加奈は帰る

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