Stare starry
でも、
この疲れの原因は
仕事のせいだけじゃない。

今日はいつもより
人と接する時間が長かった。

出版社に行くために乗った
バスや地下鉄、
多くの人気作家が集まる
パーティー、
帰りの電車

人間という存在を
なによりも嫌う私には
どれも拷問でしかなかった。

(もう、限界…)

私はそのまま倒れこんだ。

「大丈夫ですかっ!?」

誰かの問いかけを最後に
私は意識を手離した。
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