探偵の苦悩
20××/8月/×日
その日、僕は母と旅行に来ていた。僕には双子の弟と父が居たが、父は仕事であり、弟は風邪をひいていた。
うだるような暑さ。母が買ってくれたアイスクリームがやけに美味しかったのを覚えている。

旅館につき、今日のご飯は何だろうとワクワクしている時だった。

「きゃー」という悲鳴が響き渡った。


殺人事件が起きた。
旅館に居た大学生の一人が殺された。

僕は、Bという大学生の服に血痕がついているのを見た。
実際に、人を殺したら、
証拠を隠すことなど難しく、完全犯罪は難しい。

Bは気づいていないみたいであり、誰も気づいていないみたいであった。
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop