先生と生徒

「足元にお気をつけ下さい!」


「ほら、翔乗るぞ?」

私が先に入り、先生が後に続き、翔くんと和也が続きに入ってくる。



…はずだった。



「おしっこー!!」


「翔?!」


「っへ?」


「はーっ!?」


ガタン。


「それではいってらっしゃーい!」




「「…………」」



古びたような音がガタンガタンと響く中で、会話は止まったままだった。



「…とりあえず、座るか」


「……はい」



1時間待った結果がこれですか?


上を見上げると華たちが見えた。


そして前を見ると…

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