先生と生徒
『んや、大丈夫。
マキは?体調大丈夫か?』
「大丈夫だよっ、ありがとう…」
『倒れたって聞いてすっげー心配した…』
「ありがとう、和也…」
『今までどっか行ってた?』
「病院、行ってきた…」
『…どうした?何か病気だったとか…?』
電話越しでも分かる、和也の悲しい声。
「ううん…私のじゃないから…」
『…どういうこと?』
「実は、ね…」
和也に話そうとした時に、タイミングよくドアが叩かれた。
「マキ、今いいか?」
お義兄ちゃんだ…
「ごめん、和也…また明日、ちゃんと話す」
『よく分からんけど…マキの話なら何でも聞くから、な?』
「ありがとう…」
『ん、じゃな…』
和也との電話を切り、部屋のドアを開けた。
「入って?」