空の色




「そして第三に、あいつがあんたにべた惚れなのはあからさまでしょ」




あきれ顔で朝練から帰って来たばかりのあたしの彼氏を指差してため息をついた。





噂の彼はとりあえず眠そうな顔で教室に入って来た。





「....これのどこがあからさまなの?」



あたしには分からない。



「まあまあ見てなさい」



...一体なにがあるのだろう?



まだ分からない。




とりあえず観察を続ける。




< 45 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop