ありがとう、さようなら
ごめん
【真由side】
中学二年生になった。
私も桜花も地元の中学に進み、文通を続けた。
けど、忙しいからか、手紙を出す頻度は減ってしまった。

一年生の最後の方には、私は教室に入れなくなっていた。
怖かったから。

罵声を浴びせられるのが、
冷たい視線を送られるのが、
そして、「いらない」と言われるのが。

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