王様の、言うとおり
あ、キングのことではないですよ?
目の前にぶらさげている金魚さんのことです。
小さい小さい金魚を見つめながら歩いていると、ふと脳内にに浮かんできた思い出。
『あ。』
「何。」
隣を歩くキングが見下ろしてきます。
『何でもない、です。』
「……転ぶなよ。」
思い出しました。
……お祭り、うん。行ったなぁー昔。
ちょっと気分が浮かれてしまい、歩道の一段高くなった部分を歩いていたら、すごい勢いで腕を掴まれキングが車道側に立ちました。