王様の、言うとおり



それが一番怖かった。


今までキングの方から話し掛けてきてくれていたし、何が強制的にさせられる時もキングは笑顔だったから。



あんな冷たい顔を見たことは無かったから。


これからずっとあの顔を向けられるのかな。


そんな事を考えていたら、急に怖くなって。



寝ようと思っても驚いた脳は寝るモードに切り替えてくれなくて。

全部すぐに思い出してしまって。



眠れなくて、気付けば、もう朝でした。


『手……大丈夫?』



「あぁ。」


……白い包帯で巻かれた右手。





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