王様の、言うとおり



「びっくりしただろ。」



『うん……。』

「怖かった、だろ?部屋ぐっちゃぐちゃだったし。」



『……うん。』


「血、も。付かなかった?」



『……付いてた。』

「……苦手だもんな。結構出てたし。それで、眠れなくて寝不足になった、か。」



……うん。怖かった。



あんなキングのお母さんを見たのも初めてだったし、キングの止めようとする必死な声を。


でも。一番。



一番怖かったのは……



キングにあんな冷たい目や言葉を向けられたこと。



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