王様の、言うとおり



良く見れば、顔がうっすら赤い。




「そっか。」



海から帰ってきて一度入っているはずなのに、もう一度入るんだ。



――ここ、大浴場への通り道だから、



ここを通るのは皆そういう人達だったっけ。




「ここ……座っていい?」




このまま部屋に戻るかと思えば、座りたそうに俺の隣を見る。

「どうぞ。」



置いていたコーラとコーヒーを避ければ、にっこり笑って腰掛けた。





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