王様の、言うとおり
「……何ですか。」
「“告白タイム”とか言うやつか?」
「は?」
思いきり低い声が出た。
何誤解してんだ、こいつ。
こいつも夢の国の住人……菜月と同じ考え方のやつか、と思えば気持ち悪くなる。
何だよ“告白タイム”って。
「あちこちで告白してるみたいだからなー。お前らもか。」
「違いますっ!」
変な誤解されても困る。
否定しようと俺が言葉を放つ前に、大声で否定したのは、藤田さんだった。
「ちょっと話してただけです。」
そう言う藤田さんの顔は、風呂上がりとはまた違う感じに紅潮していて、あながちこいつが言った事も外れじゃなかった、みたいだ。