王様の、言うとおり


自惚れかもしれないけれど、勘は鈍くないし。

「お前……顔赤いぞ?」




からかうように言う先生。



俺は自分が不機嫌な顔全開だと言うことを自覚していて違う方向を向いた。

と、見つけた……。




大浴場に行く通路で、立ちすくんでこっちを見ている……菜月と、楠木。



菜月達も入ってたのか。



先生に見つかって絡まれないようにそこで立ち去るのを待ってるみたいだけど。


菜月は俺と目が合うと、すぐに逸らして藤田さんの方を見た。




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