王様の、言うとおり



楠木の方はニヤニヤ楽しそうにこっちを傍観してるし。



傍観者から再び先生を見る。



「わ、私、部屋に戻ります。ごめんね、高原くん。」



顔は赤いまま、照れたように早口で言って立ち上がった藤田さん。



軽く先生にも頭を下げてパタパタと走っていった。


「邪魔したか?」



「……。」

と思うなら来んなよ。思っても言うなよ。



俺は黙って先生を見る。



「お前から言うつもりだったのか?」






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