王様の、言うとおり



そして、その後に見つけてしまったキングの背中の傷。


手首の傷もザックリと切れていて、良く平気な顔していられる、と感心していたのですが、まさか背中まで怪我をしていたとは。



良く考えれば、一昨日。

こっそりキング宅に侵入して見てしまった時。

大きな音……人が何かにぶつかる音を聞きました。



あれはキングが何かにぶつかった音で。


きっとその時にあの傷はできたのだと思います。


……どうして。

ジュースを買ってきて、


あれしろ、これしろと頼みごとをして私を使うのに、いざというときには何も言ってくれないの。



……背中は、今までこんなにひどい打ち身を見たことが無いってくらいに鬱血がすごくて、痛々しくて。



奈留ちゃんも病院行きを勧める位に激しい怪我だった。



だけどキングは痛くて顔は少し歪めたものの、痛いと呟いたものの無関心で部屋に戻ってしまいました。



そして、邪魔した生徒指導が言っていた通り、“告白タイム”と言うのは昨夜あちこちであったらしく。




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