レーザービーム【ほのB】
まあ、僕みたいなタイプの人間も珍しくないけど。

「けど、好きになったのは、雫だ」

真鶴さんの指が、僕のあごをとらえる。

「ま、真鶴さん?」

僕の瞳の中を覗き込むように、彼の顔が近くなる。

「嫌いか?

こんな俺は。

タイプじゃないとでも、言いたいか?」

「そ、そんな…」

そんなこと言わせたくて質問した訳じゃないのに。

「真鶴さんこそ、気持ち悪くないんですか?」

「何がだ?」

野獣そのものだと思った。

「……僕みたいなタイプの人間を、気持ち悪いなんて思わないんですか?」
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