恋がみのる時

文化祭

文化祭当日――。

「はぁ~、今日だね!文化祭っ☆今年が最後だし盛り上げてこーね!」
恵は、眠そうだ。
でも、すごくワクワクしている。
私とは…まったくの正反対だ。
「だねっ!」
てゆか、高校最後の文化祭係りが…これだからなぁ~。
私は、チラシに目を向けた。
他校の、高校生が集まってうちの文化祭は一気に盛り上がる。
「ちょっとぉ?木下ぁ!」
恵が、大きい声で木下を呼んでいる。
私は…恵の声に反応し振り返る。
…木下は、さぼっていた。
「なに―?」
「…やんないの??…これ!配んないとさー!」
恵は、「これ!」と見せ付けるようにチラシを木下に見せている。
「や、やるよ??」
「うん♪」
「なんだ?なんだ?2人って仲良くね―?」
一人の男子が、仲良さげにしている恵と木下を
冷やかしている。
…まぁ、どっからどうみても二人は付き合っているようにしか
見えない。
私は、何故か羨ましくおもった。

ま、まてよ…私、こんなこと生きてきた中で一度も
思ったことないよ??

私は私の気持ちがわからなかった。
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