夏コイ★1ヶ月の特別な時間


『あぁ、そうそう。
そろそろ東京に戻る日を決めたほうがいいと思ってね。』


「え……?」



あたしは動揺を隠せなかった。
確かに今日は8月の2週目


夏休みもあと2週間目ちょっと。


『せめて最後の1週間くらいは東京に戻ってきて欲しいのよ。』

1週間……?

それじゃああたしがここにいるのもあと1週間しかないってこと?




そう言えばあと1週間でお祭りだ。


「お母さん、あたしこの島のお祭りに参加したいの。
だから浴衣送ってっ」


『え……それは構わないけど
でもそうしたらいつ帰ってくるの?』


「……っ
――――――次の日……
お祭りの次の日に帰るから……。」







いつまでもお母さんたちに迷惑をかけられない。


それに時間があるのなら仕方ないんだよね……。



『わかったわ。
それじゃああとから浴衣も送るから。』


「うん……ありがとう。
じゃあね。」



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