夏コイ★1ヶ月の特別な時間
日が昇ってだんだんと気温も上がっていく頃。
ピンポーン
インターホンが家中に鳴り響いた。
パタパタと和葉さんがスリッパをする音を聞きながら、あたしは学校から出た課題をバックに詰める
「あ、爽太くん。おはよう」
したの階から聞こえた男の子の名前。
「うっす、おばさん。
夏海迎えに来たんだけどいる?」
「えぇ、今呼ぶわ。」
そう言ったのが聞こえたと同時に、あたしはバックをもって部屋からでた。
「夏海ちゃん、王子様がお迎えよ。」
階段の中腹あたりで和葉さんはかわいらしく笑った。
「あはは、和葉さんってば。
ありがとうございます。」