夏コイ★1ヶ月の特別な時間



「ただいまー。母ちゃーん、昨日言ってた子連れてきたぞー。」



玄関で大きな声で叫ぶ爽太くん。



「はいはーい、今行くよ。」





奥のほうからよく通る声が聞こえると同時に、優しそうな表情を浮かべた爽太くんのお母さんが出てきた。




「あら、あなたが夏海ちゃん?
きのう爽太から東京から女の子がきたって聞いてね。

一度顔を見て置きたいと思ったんだけど、とても可愛いじゃないの。
爽太にはもったいないわねぇ。」


「おい、なんか勘違いしてるだろ。
夏海と俺は友達っ。相手に迷惑かかるような事いうな。」



「ごめんなさい、でもこの歳になって彼女が居ないんだもん。
やっぱ親としても1人や2人は連れてきていただきたいものだわ。」



そう言ってわざとらしくため息をつく爽太くんのお母さん。


「爽太くんならモテますよ。
あたしが保障します。」


「あーっ、夏海までそんなこと言うなよ。
俺はちゃんと中身まで見てるからしょうがないんだよっ」




朝からおろおろとおする爽太くん。
今まで彼女が居ないって言うのも驚きだけど……



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