One night lover
「ケイクン、ここ初めてだね」
「そう、だね…」

私が笑うと、彼は少しだけ寂しそうに笑った。

「決まった?」
「え、と…オススメで」
「わかった」

彼が、スッと手を挙げるとすかさずウェイターがやってくる。

「お決まりになりましたか?」

「オススメ2つと、ワインは1879年もので」

「かしこまりました
では、ご注文を確認させていただきます
オススメお2つに、1879年のワイン…でよろしいですか?」

「はい」

注文を聞き終えたウェイターが厨房に入ってく。
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