One night lover
時間は6時50分。

私は、中火でグツグツ煮込んでいた肉じゃがを弱火にし、あくを取る。

そのうちに優さんが、玄関に出て、彼の母親を出迎えた。
そして「母がきたよ」と、私に言ってきた。

私は、一旦お料理を止め挨拶をした。

「こんばんは、初めまして
綾瀬 真由美です。」

すると、…

「まぁぁあ、あなたが真由美さん?
こんばんは
こんな不出来な息子なんかと…
優!なんでもっと早く言わないの?
アンタにこんな可愛い人がいるなんて…
アンタに勿体ないね!」

「いてっ」
優さんの母親は、私に挨拶を交わし
優さんの頭をゴツいていた。

優さんは、頭をさすりながら
「こうなると、解っていたから紹介したくなかったの!」
と、文句を言っていた。
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