いぢわる兄は同級生
「座んぞ、どうせ俺もお前も1番前だろ」
そういうと、水樹はいままでずっとつかんでたあたしの手を離した。
「う、うん」
確かに、名簿が1番早いあたしたちは窓側の1番前の席。
机の横にカバンをかけて、席に着く。
水樹はというと、ドサッとカバンを机の上に置くとすぐにどこかへ行ってしまった。
どうしよ。
同じ中学の人なんか、ほとんどいなくって水樹しか話せないから。
早く友達見つけないと‥‥‥。
そう思って周りをキョロキョロしてみるけど‥‥。
ダメだ‥‥もうみんな仲いい人達だけで固まってるし。
あたしも、どっかの輪にはいらなきゃっ‥‥。
でも弱気なあたしの性格が邪魔して、思うように動けない。
「ねぇねぇ」