いぢわる兄は同級生
「へぇ〜、桃子って西中から来たの?」
「うん、雅は?」
「あたしは東!!」
「そっか、東中出身多いもんねこの高校」
すっかり雅と仲良くなって、会話が弾む中。
「そういえば、桃子ってそこの席の人と付き合ってる?」
「‥‥‥えっ」
そう言って雅が指差したのは水樹の席。
「ち、ちがうよ?」
「え、でも、さっき手繋いで教室来てたよね?」
さっきの、見られてたんだ。
「それ、手繋いでたんじゃなくてね。腕引っ張られてただけだよ」
「あれ、そーなんだ?でも、仲良さげだよね」
「あのね、水樹はね兄妹なの」
「へ?双子?」
首をかしげる雅。
そうだよね、兄妹揃って同じ学年って‥‥‥普通おかしいもんね。
「ちがうよ、義理の兄妹。水樹のほうが誕生日が5日早いからお兄ちゃん」
「へぇ〜、そうなんだ!!かっこいいよね。桃子は可愛いしさ、美形兄妹だっ」
とへへっと笑う。
「全然可愛くないよ!!水樹は確かに中学の時からモテてたけど‥‥」
と、唇を尖らせると。