いぢわる兄は同級生




「‥ー‥‥も‥‥こ‥‥」



「ん‥‥‥‥っ」



「‥‥っ‥‥‥もー子!」




地震なみに揺れる身体。


重いまぶたをゆっくりともちあげて、目を開くと‥‥。




明るい部屋と‥‥‥



「みっ‥‥水樹っ!?」



あたしの肩を揺さぶりながら、だるそうに顔をのぞきこんでいるのは水樹だった。




「ったく‥‥やっと起きたかバカもー子」



あたしが目覚めたのを確認すると、ハァと息をもらし手を離す。





いまいち状況を理解してないあたし。



分かるのは、今は朝で、なぜか水樹があたしの部屋にいるということ。





「へっ‥‥?なんで水樹があたしの部屋に?」



「バーカ、お前がなかなか起きてこねぇから、俺が起こしに来てやったんだろ」






あ‥‥‥そっか。



いつも、目覚まし時計で起きれないあたしを起こしてくれるママは、今いないんだっけ。



すっかり忘れてた‥‥‥。







< 47 / 372 >

この作品をシェア

pagetop