いぢわる兄は同級生
「‥ー‥‥も‥‥こ‥‥」
「ん‥‥‥‥っ」
「‥‥っ‥‥‥もー子!」
地震なみに揺れる身体。
重いまぶたをゆっくりともちあげて、目を開くと‥‥。
明るい部屋と‥‥‥
「みっ‥‥水樹っ!?」
あたしの肩を揺さぶりながら、だるそうに顔をのぞきこんでいるのは水樹だった。
「ったく‥‥やっと起きたかバカもー子」
あたしが目覚めたのを確認すると、ハァと息をもらし手を離す。
いまいち状況を理解してないあたし。
分かるのは、今は朝で、なぜか水樹があたしの部屋にいるということ。
「へっ‥‥?なんで水樹があたしの部屋に?」
「バーカ、お前がなかなか起きてこねぇから、俺が起こしに来てやったんだろ」
あ‥‥‥そっか。
いつも、目覚まし時計で起きれないあたしを起こしてくれるママは、今いないんだっけ。
すっかり忘れてた‥‥‥。