*先生とあたしの物語*完
いつものように先生と夜話をしてたら
『お前学校の話してくれたことないな…』
って先生があたしに向かって呟いた
あ-そうだ
あたし先生と話せたことで
すっかり自分は変われたんだっていう気持ちになってたけど
実際、学校では誰とも
会話らしい会話はしていないし
もちろん友達もいないままだ…
「先生はあたしに友達いた方がいい?」
そう言うと先生は
しばらくあたしの方を見て
『お前がいらないって言うなら
俺はしつこく作れなんてことは言わないよ
だけどな…
やっぱり友達っていう存在が
とても大事な時もあると思うぞ』