きっかけ、クリスマス。

―――――――

不意に鳴った自分の携帯、

着信…?

不思議に思って画面を開くと、さっき解散したばかりの友達からの電話だった。

ピッ、

迷うこともなく、直ぐ様通話ボタンを押して立ち上がる。

「もっしもーし、何?」

まだ鈍く痛む頭をガンガンと拳で叩いて問いかけると、向こうで賑やかに笑う声。

今から宅飲みしねぇ?
戻って来いよ。

って勝手なこと言いやがって。
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