天然ガールとイケメンボーイ【完】
「梨々、慧夜くんいるんだから、直斗くんとあんま仲良くしないでよね!!」
こそっと結が話し掛けて来た。
結って…嫉妬深かったんだなぁ…
いいじゃん。
…別に話したって。
「てゆーか!!慧夜とか別にどーでもいいんだけど!!」
「??二人ともコソコソしてどうしたの?」
直斗と、今度は慧夜も不思議な顔をしていた。
「なんでもないよ。あ、直斗くんメアド教えてくれない?お近付きの印に♡」
「うわー、宮本積極的ー(笑)と言うことで俺等もメアド交換しない?」
「何で!?話すことないじゃん!」
「えー?副会長としての生徒会の話とかあるかもしんないじゃん?」
「う…わかった。いいよ」
ちょうど交換し終えて、直斗が教室へ戻ると、英語科の喜多川先生が来た。