kenka
第5章 ひかり
玲に言われて、3年1組の教室へと
向かう奈央と藍をおんぶした玲。
藍は意識が無く、眠っていた。
「…なんで攻撃しない?って
言いたげな顔だな」
玲は奈央に向けて言った。
心を読まれたかの様に、奈央は反応した。
「あぁ」
「直先輩と話すまでは、やるわけには
いかねぇんだ。それだけだ。あたしはお前を潰す」
奈央の表情が一気に変わった。
「ふ、別に今すぐじゃないさ」
玲は余裕そうに微笑むと、教室の扉を
開けた。
カーテンがふわふわと舞い、
風が流れている。窓側に女性が1人。
外を見て、悲しい顔をしていた。
直だった。
向かう奈央と藍をおんぶした玲。
藍は意識が無く、眠っていた。
「…なんで攻撃しない?って
言いたげな顔だな」
玲は奈央に向けて言った。
心を読まれたかの様に、奈央は反応した。
「あぁ」
「直先輩と話すまでは、やるわけには
いかねぇんだ。それだけだ。あたしはお前を潰す」
奈央の表情が一気に変わった。
「ふ、別に今すぐじゃないさ」
玲は余裕そうに微笑むと、教室の扉を
開けた。
カーテンがふわふわと舞い、
風が流れている。窓側に女性が1人。
外を見て、悲しい顔をしていた。
直だった。